“むしやぶる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
武者振50.0%
武者震50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さわやかな夜風が襟に吹いて、上野の鐘が頭の上で鳴るやうに、九つを告げます。その最後の音が余韻よゐんを殘して闇の中に消えると、平次は何んとはなしに武者振むしやぶるひを感じました。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
當年六十歳の初陣うひぢんで、なんだか武者震むしやぶるひがして來たようだ。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)