“むこやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
向山50.0%
武庫山50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜は白々と明け離れて、向山むこやまの杉の梢に鴉の啼く声しきり也。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
碧瑠璃へきるりの大空にひとみほどな黒き点をはたと打たれたような心持ちである。消えてせるか、溶けて流れるか、武庫山むこやまおろしにならぬとも限らぬ。
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)