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むかひまち
ふりがな文庫
“むかひまち”の漢字の書き方と例文
語句
割合
向町
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向町
(逆引き)
そも/\は小諸の
向町
(
むかひまち
)
(穢多町)の生れ。北佐久の高原に散布する新平民の種族の中でも、殊に四十戸ばかりの
一族
(
いちまき
)
の『お
頭
(
かしら
)
』と言はれる家柄であつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
軈
(
やが
)
て二人は根津の西町の町はづれへ出た。石地蔵の
佇立
(
たゝず
)
むあたりは、
向町
(
むかひまち
)
——
所謂
(
いはゆる
)
穢多町で、
草葺
(
くさぶき
)
の
屋造
(
やね
)
が日あたりの好い傾斜に添ふて不規則に並んで居る。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
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