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みなみなべちょう
ふりがな文庫
“みなみなべちょう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
南鍋町
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南鍋町
(逆引き)
家にいての香以の生活は余り
贅沢
(
ぜいたく
)
ではなかった。料理は不断
南鍋町
(
みなみなべちょう
)
の伊勢勘から取った。
蒲焼
(
かばやき
)
が好で、尾張屋、喜多川が常に出入した。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
ブラヂルコーヒーが普及せられて、一般の人の口に味われるようになったのも、丁度その時分からで、
南鍋町
(
みなみなべちょう
)
と浅草公園とにパウリスタという
珈琲店
(
コーヒーてん
)
が開かれた。
葛飾土産
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その頃京橋
南鍋町
(
みなみなべちょう
)
に若井兼三郎俗に
近兼
(
きんかね
)
という道具商があった。この人は同業仲間でも
好
(
い
)
い顔で、高等品を取り扱い、道具商とはいいながら、一種の見識を備えた人であった。
幕末維新懐古談:56 鶏の製作を引き受けたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
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