“みちもり”の漢字の書き方と例文
語句割合
通盛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平軍の教経のりつねは敗れて海上へ逃げたが、同陣の盛俊だの通盛みちもりなどは、名倉池や東尻池の附近でみな戦死している。刈藻川の上流で、まさに会下山と鵯越えの中間といってよい。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
越前三位通盛みちもりは、山の手の大将軍であったが、赤地錦の直垂、唐綾縅の鎧を着け、白葦毛の馬に乗っていたが、いつしか味方とも離れ、弟能登守の姿も見失って今はこれまでと覚悟を決め
敦盛あつもり忠度ただのり通盛みちもり経俊つねとし経正つねまさ知章ともあきら——など十指を折っても折りきれない。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)