“まんじゅうがた”の漢字の書き方と例文
語句割合
饅頭形100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
饅頭形まんじゅうがたの編笠をかぶり、尻端折しりっぱしょりをした布子ぬのこの下に、ほっそりした紺の股引ももひきをはいた脚が、いかにもいなせなように見えた。
へちまの木 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
つけて玉子の黄身一つ入れてよくねて六つ位の饅頭形まんじゅうがたに丸めてバターでよくフライして出します。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
白砂の小山の畦道あぜみちに、菜畑の菜よりも暖かそうな、おのが影法師を、われと慰むように、太いつえに片手づきしては、腰を休め休め近づいたのを、見ると、大黒頭巾だいこくずきんに似た、饅頭形まんじゅうがたの黄なる帽子を頂き
小春の狐 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)