“まるいち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丸市50.0%
丸一50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、よく日から学校の休みになった光吉こうきちは、母が病院びょういんからまわってくる時刻じこくをはかって、丸市まるいちマーケットへ出かけていった。どうしても母にかわってはたもちがやりたかったのだ。
美しき元旦 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
えりに「丸市まるいちマーケット」と白くそめぬいた赤いはんてんを着て、地下じかたびで足ごしらえをしたすがたは、いつもとまるでようすはちがっていたが、自分の母親を見あやまるはずはなかった。
美しき元旦 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
併し又世上にはこの外交上の大難問題を丸一まるいち大神楽だいかぐらの如く自由に操縦して、逆に外交上の便宜に利用し、銀山鉄壁の如き上官、重役の威厳を指呼の間に土崩瓦解せしめ
謡曲黒白談 (新字新仮名) / 夢野久作(著)