“まどがまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
窓框100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石田氏は窓框まどがまちに両手をつき、這いつくばうような恰好で、火の燃えているほうを見あげ
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「また、妖精山ハルツ風景かい。だがいったい、そんなことを本気で云うのかね」検事はたばこの端をグイと噛んで、非難の矢を放った。法水は指先を神経的に動かして、窓框まどがまちを叩きながら
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それから、部屋の窓を半ば開けて、犯人がそこから逃げ去った体裁を作り、ついで竹やの医者から帰ったのを見計らい、廊下へ走り出して、身軽に窓框まどがまちへ乗り、電燈引込線のスイッチを切った。
偽悪病患者 (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)