“まどかまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
窓框100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その窓框まどかまちに両手をかけて音もなくひらりと中に跳り込んで、改めてへやの中を見渡した。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
松の樹の折枝が嵐にもまれて、二人の背後の窓框まどかまちをバサバサバサとたたいた。強盗の向うを張ったわけでもあるまいに、しかし二人は振向もせず熱心に師父ブラウンの顔を見つめていた。
卷パンの一片をこまかく碎いて、しきゐの上にパン屑をのせてやるつもりで、窓をけようと窓框まどかまちを力まかせに引つぱつてゐると、その時ベシーが階段を駈け上つて子供部屋に這入つて來た。