“まつばづえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
松葉杖100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
墓地の門の前に、ひとりの年とったこじきが、松葉杖まつばづえにすがって、立っていました。ヨハンネスは、持っていたシリング銀貨を、のこらずやりました。
どういうわけだか片足に繃帯ほうたいまいてわざわざ松葉杖まつばづえすがりながら渋面つくって通うような愚かなこともしたという。
篠笹の陰の顔 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
無能な精神の松葉杖まつばづえを捨て去り、自分で考える労を避けて他人の思想中にすような人々の怠惰のためにできてる、その臥床ふしどを捨て去らねばならなかった。