“まつだい”の漢字の書き方と例文
語句割合
末代100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも甲州武士こうしゅうぶしかと思えば情けなさに涙がこぼれる。いざ! このうえはいさぎよく自害して、せめて最期さいごを清うし、末代まつだい未練みれんの名を残さぬようにいたすがよい
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
誤ったとあっては、末代まつだいまでの恥辱になるわ。その方は一足先へ参れ。身どもは宿まで取って返そう。
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「宗方善五郎樣は五十を越した御浪人ですが、元は立派な御武家で御座います。御武家が死にやうもあらうに首をつて死んでは、お腰の物の手前末代まつだいまでの耻で御座います」