“まついしょうよう”の漢字の書き方と例文
語句割合
松居松葉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
懸賞小説といへばその以前より毎週『万朝報よろずちょうほう』の募集せし短篇小説に余も二、三度味をしめたる事あり。選者は松居松葉まついしょうよう子なりしともいひまた故人斎藤緑雨さいとうりょくうなりしといふものもありき。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
その薄ぼんやりした眼をこすらせたのは、松居松葉まついしょうよう君の史劇「悪源太あくげんた」が明治座で上演されたことである。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それは十一月のなかば過ぎから開場した芝居で、わたしは松居松葉まついしょうよう岡鬼太郎おかおにたろう鏑木清方かぶらぎきよかたの諸君と、たしかその四日目を平土間ひらどまで見物したように記憶している。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)