“まっぽう”の漢字の書き方と例文
語句割合
末法100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒は末法まっぽう時代の濫用妄用が起こる以前、飲むべき者に必ず飲ましめるのが一つの式であり、勧酒の歌はすなわち作業歌の一種であった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そうして仏様の時代を正法しょうほう像法ぞうほう末法まっぽうの三つに分けます。正法と申しますのは仏の教えが最も純粋に行なわれる時代で、像法は大体それに似通った時代です。
最終戦争論 (新字新仮名) / 石原莞爾(著)
芭蕉示寂じじゃくして数十年の後に、有名なる『七部集』というものが結集けつじゅうせられ、末法まっぽうの有難い経典となったが、この『七部集』には異本が多く、テキストのまだ確定しておらぬは勿論もちろん
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)