“ますほ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マスホ
語句割合
益穂50.0%
増穂50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半蔵が二人の若い弟子、伏見屋の三郎と梅屋の益穂ますほとがこんな時の役に立とうとして皆の間に立ちまじっているさまも可憐かれんであった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
福島の行在所あんざいしょにおいて木曾の産馬を御覧になったことなぞ聞き伝えて、その話を半蔵のところへ持って来るのは伏見屋の三郎と梅屋の益穂ますほとであった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
と呼んでいち早く彼の姿を見つけながら走り寄る梅屋の三男益穂ますほがあり、伏見屋の三男三郎がある。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それから富来とぎ増穂ますほ剣地つるぎじ、藤浜、黒島——外浜を段々奥へ、次第に、いわは荒く、波はおどろになって、たいらは奇に、奇はけわしくなるのだそうで。……可心はこの黒島へ出たのです、穴水から。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)