“ましゅ”の漢字の書き方と例文
語句割合
魔手100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文麻呂 分りきっているじゃないか!……なよたけは車にのせられて、間もなくここへやって来るのだ!……俺と清原はここで待ち伏せをして、大納言の魔手ましゅから彼女を救い出すと云う段取りさ。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
あやうく四馬剣尺の魔手ましゅからのがれた、春木、牛丸の二少年は、つぎの日、山をくだると、そこで後日ごじつを約して戸倉老人とわかれた。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
老人の魔手ましゅにかかって、透明にされてしまう運命なのでしょうか。明智は、老人にいくら笑われても、へいぜんとして沈黙をまもっています。なんだか平気すぎるようではありませんか。
透明怪人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)