“まくあい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幕間88.5%
幕合11.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すこしは気咎きとがめがするようで、幕間まくあいにはうつむきがちにしていたが、見物が「鎌子だ」といって視線をむけても格別恥らいもしなかった。
芳川鎌子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
幕間まくあいの長いとかいうような見物心理の圧制から解放されて、気の短い、頭の正直な見物を嬉しがらせたことは非常なものです。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
幕合まくあいに廊下を歩いていたら、廊下の曲り角に小さい箱が置かれてあって、その箱に、「今夜の御感想をお聞かせ下さい」と白ペンキで書かれてあるのを見て、ふいとインスピレエション。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)