“ぼぼく”の漢字の書き方と例文
語句割合
墓木100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手に携えていた香華こうげを、木標の前の竹筒にさして、無言に立っていると、娘は阿枷の水を汲んで、墓木ぼぼくと花とにそそいでいる。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
長八は渋江氏の江戸を去る時墓木ぼぼくきょうしていたが、久次郎は六十六歳のおきなになって生存ながらえていたのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
与良氏よらうじ墓木ぼぼくきょうして紅葉もみじせり
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)