“ぼたんや”の漢字の書き方と例文
語句割合
牡丹屋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人ふたりはやはり以前と同じ道筋を取って、江戸両国の十一屋泊まりで、旧暦四月にはいってから神奈川の牡丹屋ぼたんやに着いた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
おえふの生れた家、牡丹屋ぼたんやは、もとはこの宿の本陣だつた。
ふるさとびと (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
えゝ、お連れさまは中津川の万屋よろずやさんたちで。あれは横浜貿易の始まった年でした。あの時は神奈川かながわ牡丹屋ぼたんやへも手前どもから御案内いたしましたっけ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)