“ぼくぼく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ボクボク
語句割合
朴々75.0%
穆々25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どんな感情を示す場合にも野の木のようにどこか朴々ぼくぼくとして簡単に生え切りのところがあり、言葉も、理論や抽象を借りなければ説明し切れないほどの複雑な内容は盛り得ませんでした。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
今の太上天皇様が、まだ宮廷の御あるじで居させられた頃、八歳の南家の郎女は、童女わらわめとして、初の殿上てんじょうをした。穆々ぼくぼくたる宮の内の明りは、ほのかな香気を含んで、流れて居た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)