“ぼうさつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
忙殺76.9%
謀殺23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫人と次郎とは、それでまた引越しさわぎに忙殺ぼうさつされたが、それはいかにも楽しいいそがしさだった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
祁山の蜀兵は、目に余る魏軍に肉薄されて、その防ぎに忙殺ぼうさつされ、かくとは少しも気づかぬもののようであったから、司馬父子とその奇襲部隊は
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お前さん方は、この鬼仏洞の治安が乱れているとか、中で善良な市民が謀殺ぼうさつされたとか、有りもしないことを、まことしやかにいいだして、わが鬼仏洞にけちをつけるとは、しからん話だ
鬼仏洞事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)