“ほぶ”の漢字の書き方と例文
語句割合
歩武100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
において、ミケルアンゼロに及ばず、たくみなる事ラフハエルに譲る事ありとも、芸術家たるの人格において、古今の大家と歩武ほぶひとしゅうして、ごうゆずるところを見出し得ない。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
権威ある道徳律として存在できなくなるのはやむをえない上に、社会組織がだんだん変化して余儀なく個人主義が発展の歩武ほぶを進めてくるならばなおさら打撃をこうむるのは明かであります。
文芸と道徳 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
師直の凱旋軍は、誇りを歩武ほぶに鳴らして入洛した。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)