“ほしあんず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
乾杏60.0%
乾杏子20.0%
干杏20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのかたわらに、伸子の小さい甲斐甲斐かいがいしい手が——その乾杏ほしあんずのように、健康そうな艶やかさが、いとも可愛らしげに照り映えているのである。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
料理場を飛び出すと、まるで巫女ウイッチのように宙を飛んで家へ駆けてゆき、お台所から鶏卵と水飴みずあめ乾杏子ほしあんずをひっさらって、えらい勢いで駆け戻って来ました。
キャラコさん:08 月光曲 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
干杏ほしあんず干胡桃をば置く店の四尺の棚を秋風の吹く
晶子鑑賞 (新字旧仮名) / 平野万里(著)