“ほおずきいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
酸漿色50.0%
鬼灯色50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんと妖怪じみた酸漿色ほおずきいろの月だ! 火の粉と月との真下の地上を、押し合い突き合いぶつかり合って、人の群れがあたかも野犬かのように吠えてうめいて走り廻る。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
鬼灯色ほおずきいろの日傘をさし、亀甲かめのこうのようなつやをした薔薇ばら色の肌をひらいて、水すましのように辷っては、不思議なうすいあいばんだ影を落していた。
ヒッポドロム (新字新仮名) / 室生犀星(著)