酸漿色ほおずきいろ)” の例文
なんと妖怪じみた酸漿色ほおずきいろの月だ! 火の粉と月との真下の地上を、押し合い突き合いぶつかり合って、人の群れがあたかも野犬かのように吠えてうめいて走り廻る。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)