“ほうぎょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
崩御100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皇太后もおいでになるはずであったが、中宮がずっと院に添っておいでになる点が御不満で、躊躇ちゅうちょあそばされたうちに院は崩御ほうぎょになった。
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
すると夏の暑い盛りに明治天皇めいじてんのう崩御ほうぎょになりました。その時私は明治の精神が天皇に始まって天皇に終ったような気がしました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
たしか尋常六年の時に、明治天皇が崩御ほうぎょされたように記憶しているので、私の小学校時代は、明治の末期に当るわけである。
簪を挿した蛇 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)