“べんでん”の漢字の書き方と例文
語句割合
便殿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あくる日はまた、上皇の御幸みゆきで、式事すべて、前日のごとく、便殿べんでんで上皇から尊氏兄弟へ、親しく賜酒ししゅのことがあり、夜に入って、還御かんぎょになった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
便殿べんでんへ入られても、あとは優勝騎手への賜謁しえつだの、近習の奏上やらで、玉座は衣冠の群れのたえまもない。
便殿べんでんの下に供えて、帝の立座りゅうざをご催促申し上げると、俄に
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)