トップ
>
へいじゅう
ふりがな文庫
“へいじゅう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
平中
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平中
(逆引き)
彼女は別段母を悪くは云わなかったが、
平中
(
へいじゅう
)
とのことを知っていて、彼と母との媒介をする讃岐に対しては反感を持っていたようであった。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
そうこうするうち、その年の夏も過ぎ、秋も暮れて、
平中
(
へいじゅう
)
の家の
籬
(
まがき
)
に咲いた菊の花も色香がうつろう季節になった。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
今は
暫
(
しばら
)
く筆を転じて、あの夜あの車の中へ「物をこそ」の歌を投げ入れた
平中
(
へいじゅう
)
の方へ叙述を移そう。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
かの平安朝の宮廷の美女は、色好みの
平中
(
へいじゅう
)
を魅惑するために
丁子
(
ちょうじ
)
の
実
(
み
)
で自分の排泄物を模造した逸話があるではないか。かりそめにも上﨟と云われる者にはそのくらいな
嗜
(
たしな
)
みがあったのである。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
へいじゅう(平中)の例文をもっと
(2作品)
見る
検索の候補
へいちゆう