“ぶんきち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
文吉90.0%
聞吉10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十三屋の文吉ぶんきちが、娘のお曾与を伊丹屋に嫁入りさせることになった話は、平次の耳にもよく聞えていたのです。
文吉ぶんきちは、ある夏休の末のこと、親不知子不知おやしらずこしらずの海岸に近い、従兄いとこの家へあそびに行きました。
さがしもの (新字旧仮名) / 土田耕平(著)
乃公おれは娘を連れて井下聞吉ぶんきちの所へも江藤三輔の所へも行った、エえ、故国くにからわざわざ乃公おれが久しぶりに娘まで連れて行ったのだから何とか物の言い方も有ろうじゃア
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)