“ぶっちょうづら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仏頂面91.7%
仏頂顔5.6%
物頂面2.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「相変らずやかましい男だ。せっかく好い心持に寝ようとしたところを」と欠伸交あくびまじりに仏頂面ぶっちょうづらをする。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私は西村に日本語を教えにわざわざ渡来した次第でもないから、仏頂面ぶっちょうづらをして見せたぎり、何とも答えず歩き続けた。
長江游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
お主婦さんはいつもあんな仏頂顔ぶっちょうづらをしているけれど、相当の家柄だったのが零落して苦労してきた人だけに、非常に思いやりがあって
反抗 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
と夫人は覗くようにして訊いた。主人公は答弁の限りでないというような仏頂顔ぶっちょうづらをして又電文に眺め入った。鳥居氏の家系が猿から出たか何うかという討論は差当り延期になった。
或良人の惨敗 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
女郎の本名をお千と聞くまで、——この雑仕婦は物頂面ぶっちょうづらしてにらんでいた。
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)