“ふわごおり”の漢字の書き方と例文
語句割合
不破郡100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今——、不破郡ふわごおり松尾山の長亭軒の城に立て籠っておる浅井の臣、樋口三郎兵衛ひぐちさぶろうべえと、おもと兄妹きょうだいとは、幼少から親しい間がらと聞いたゆえに
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その他に、美濃の大人物といえば、不破郡ふわごおり岩手いわての人、竹中半兵衛重治しげはるですが、これは数年前に、仔細あって、主家斎藤家へ出仕を
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
使いは確実にすましているが、もとより松寿丸の身がらは、竹中半兵衛の領地美濃の不破郡ふわごおりに預けてあるので、すぐにといっても無理である。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は、浅井方の苅安城かりやすじょう長比たけくらべ(長競)じょう不破郡ふわごおり松尾山まつおやま長亭軒ちょうていけんの城など、味方にとって、最も怖るべき後方の諸城を陥し、前線と岐阜との通路と、その安全を確保するために、遅れたのであった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
不破郡ふわごおりの生れの者はいないだろうか」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)