“ふもんぼん”の漢字の書き方と例文
語句割合
普門品100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
化身即捨身即観世音であることは普門品ふもんぼんをみるとき明らかであろう。したがって苦悩の表情は当然予想される。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
彼女は千枝松が毎晩誘いに来るのを楽しんで待っていた。千枝松もきっと約束の時刻をたがえずに来て、二人は聞き覚えの普門品ふもんぼんしながら清水へかよった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と、折しも本堂では、老僧の声で物も哀れに普門品ふもんぼんを読誦しつつ、勤行ごんぎょうかねが寂しくきこえて来ます。
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)