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ふところつごう
ふりがな文庫
“ふところつごう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
懐都合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
懐都合
(逆引き)
それさえ彼は
懐都合
(
ふところつごう
)
で見合せなければならなかったのである。まして京都から多少の融通を
仰
(
あお
)
いで、彼らの経済に幾分の
潤沢
(
うるおい
)
をつけてやろうなどという親切気はてんで起らなかった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「それもこのごろでは張合いがないわい、甲府の女どもにまで
懐都合
(
ふところつごう
)
を
見透
(
みす
)
かされるような
強
(
こわ
)
もてで、騒いでみたところがはじまらない、やっぱり貴様の
面
(
かお
)
を見ながら飲んでいる方がよい」
大菩薩峠:08 白根山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
骨董
(
こっとう
)
も好きであるが
所謂
(
いわゆる
)
骨董いじりではない。第一金が許さぬ。自分の
懐都合
(
ふところつごう
)
のいい物を集めるので、智識は
悉無
(
しつむ
)
である。どこの産だとか、時価はどの位だとか、そんな事は一切知らぬ。
文士の生活:夏目漱石氏-収入-衣食住-娯楽-趣味-愛憎-日常生活-執筆の前後
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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