“ふとうふくつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
不撓不屈100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれはがんらい、たいへん頭がよく、落ちつきがあり、そして不撓不屈ふとうふくつの紳士であった。アングロ・サクソン人種の、最もよい性質を持っているかれだった。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
鋤鍬すきぐわのように、または盲の土竜もぐらのように、行き当たりばったりに、その不撓不屈ふとうふくつの鼻を前へ押し出す。
また松の枝が幹に輪生している有様は車座に坐りて睦み合う一家団欒だんらんの相とも観るべく、また雄松は幹の膚黒みて強健なれば男の勇敢豪壮を表わし、また葉も剛ければ不撓不屈ふとうふくつの精神を表わしており
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)