“ふてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不腆40.0%
普天20.0%
符篆20.0%
附点20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
支那でも明の劉若愚の『四朝宮史酌中志』一九に内臣が好んで不腆ふてんの物を食うを序して、〈また羊白腰とはすなわち外腎卵なり、白牡馬の卵に至りてもっとも珍奇と為す、竜卵という〉。
普天ふてんもと、漢土でないところはない。あなたの言は、国家の威力がなお足らないことをいっているのと同じだ」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれが家にある時は、常に木彫りの書物を読んでいるが、その文字は符篆ふてんの如くで、誰にも読むことは出来ない。
帝はその附点ふてんやら朱書の部分を二日がかりでべつな紙へ写しとった。すると書物の内容とは縁のない独立した長文のものが生れてきた。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)