“ふってい”の漢字の書き方と例文
語句割合
払底100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近頃家庭料理が急にさかんになったため西洋鍋や西洋道具が払底ふっていとなって随分悪い品を高く売付けるそうです。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
少し落付いた為め、今まで払底ふっていしていた身体の気力が、いびつに補われ始めたからでしょうか。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
荷船の払底ふっていしているところ故、船問屋にかけ合って、やっと今、半分ほど積みましたが、後は明日あすになるらしいので、そうと云ったら又あの御老体が、権柄けんぺいな肩を怒らして
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)