“ふちぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
縁縫50.0%
縁繍50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年中硫黄の出る山を探し歩いて歸つて來ない祖父の留守を、輸出の絹手巾の刺繍や縁縫ふちぬひをして、生活の足しにして娘盛りを過してしまつたが
日本橋あたり (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
ひだのある桃色の裳袴もばかまには銀モールの縁繍ふちぬいが取ってあり、耳環みみわ翡翠ひすいはともかく、首飾りの紅玉こうぎょくやら金腕環きんうでわなど、どこか中央亜細亜アジアの輸入風俗の香がつよい。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)