“ふくしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
輻射92.9%
伏叉7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
砂は灼熱しゃくねつの太陽にられて、とても素足で踏むことも出来ぬ位。そして空気もその輻射ふくしゃでむーっと暑かった。
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
つまり昔かつて在つた光なり熱なりが時の推移といふ妖しい靄の層を透して屈折したり輻射ふくしゃしたりして此方に達した幻影だけが、生きてゐるのではないかしらと考えて見ることがあつた。
水と砂 (新字旧仮名) / 神西清(著)
しかしそういう金兵衛の姿勢は剣道でいうところの「伏叉ふくしゃの構え」に、おのずからはまっているのであって「脇構え」より恐ろしい構えなのであった。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)