“ふうしが”の漢字の書き方と例文
語句割合
諷刺画100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世の有様を、鳥獣とりけものの遊戯にして、思うままな諷刺画ふうしがを描き、自分も遊戯三昧ざんまいに暮していた鳥羽僧正は、保延六年の秋、忽然こつぜんと、死んだ。——八十余歳であったという。
その時その刑場で一人の版画師が「二人の女と南蛮鋳物師の死」という諷刺画ふうしがを描いていた。
彼等は金儲かねもうけのためには義理人情もない云々と書き立て、——それに比べると川那子丹造鑑製の薬は……と、ごたくを並べ、甚しきは医者に鬼の如き角を生やした諷刺画ふうしがまで掲載し、なお
勧善懲悪 (新字新仮名) / 織田作之助(著)