“びじく”の漢字の書き方と例文
語句割合
糜竺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
騎馬の弓箭隊きゅうせんたいは、ことごとくそこで馬をおりていた。見れば、徐州没落のとき別れたきりの味方、糜竺びじく糜芳びほうの兄弟が、そのなかにじっている。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孫乾そんけん糜竺びじく糜芳びほうらを城内にのこし、自身は関羽、張飛の両翼を従えて今までの消極的な守勢から攻勢に転じ、俄然、凸形とつけいに陣容をそなえ直した。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
徐州には彼の妻子が監禁されていたが、糜竺びじく陳大夫ちんたいふに守られていたので、みなつつがなく、玄徳を迎えて対面した。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)