“びぎん”の漢字の書き方と例文
語句割合
微吟100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「美くしき多くの人の、美くしき多くの夢を……」とひげある人が二たび三たび微吟びぎんして、あとは思案のていである。
一夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
平地へいちを行く時は大得意、馬上ゆたかに四囲の山々を眺め回わし、微吟びぎんに興をやって、ボコタリボコタリ進む。
彼は小野のたて(陸前のくに桃生郡小野)を出て来たところで、いい気持に酔っているらしく、歩きながら唐詩を微吟びぎんしたり、鼻唄をうたったりしてい、腰の両刀が重たそうに見えた。