“ひんし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瀕死98.0%
稟資1.0%
賓師1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶という物は、瀕死ひんしの病人に与えるか、よほどな貴人でなければのまないからだった。それほど高価でもあり貴重に思われていた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ジェームスは古来色々に分派した凡ての哲学の色合は、結局それをその構成者の稟資ひんし(temperament)に帰することが出来るといっている。これは至言だといわなければならぬ。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
京都の公卿に賓師ひんしとなって、勤王思想を鼓吹こすいした時に、左近将監武元に策して、断然たる処置をとらせたり、その後ほどを経て起こったところの、山県大弐やまがただいに、藤井右門の
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)