“ひわい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
卑猥94.4%
鄙猥3.7%
卑狼1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黄色く薄濁りした液体が一ぱいつまって在る一升瓶は、どうにも不潔な、卑猥ひわいな感じさえして、恥ずかしく、眼ざわりでならぬのである。
酒ぎらい (新字新仮名) / 太宰治(著)
鄙猥ひわい 林籔りんそうかくる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
また場末の寄席よせなどの下劣な芸人は白扇で額をたたいて卑狼ひわいな言葉を弄したりした。堕落した学生たちは「運転手になるのだっけ」というような言辞ことばをもてあそんで恥なかった。
芳川鎌子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)