“ひらかわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
平河100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中門を出る、多門を通る、平河ひらかわ門をくぐる。幾つかの門やほりの橋を又八道心はうつつで越えた。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帰りには平河ひらかわの天神様へも参詣さんけいして行こうといった。おてつと大きく書かれた番茶茶碗は、これらの人々の前に置かれた。調練場の方ではどッというときの声が揚った。ほうろく調練が始まったらしい。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
平河ひらかわ天神の辺りを探し、麹町こうじまちの往来まで出て行ったが、やはり見当らなかった。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)