“ひょうどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
俵藤25.0%
兵藤25.0%
兵道25.0%
漂動25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
侍大将俵藤ひょうどう玄蕃は、若菜の方へ向きなおってしずかにかたりだした。
伝四郎兄妹 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
第三には南部家なんぶけの家臣で、上田流の兵藤ひょうどう十兵衛。
また兵道ひょうどうという人の名がある。地名にはいまだこれがあるのを聞かないが、本来榜示戸ぼうじど道祖土さえとまたは山神戸などとともに、標を立てておく場処すなわち標処ひょうどの義だろうと思う。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
大海だいかいのうえには島一つ見えない、そして漂動ひょうどうしている波には、白雲が立っている、というので、「たゆたふ」は、進行せずに一処に猶予している気持だから、海上の波を形容するには適当であり
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)