“ひとごこち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
人心地96.6%
人心持3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして少し人心地ひとごこちがついたので、帯の間から懐中鏡を取り出して顔を直そうとすると、鏡がいつのまにかま二つにれていた。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「私はどうしようかと思ったのですよ、坂の下まで夢中に駆けて来ると、書生さんが三人上からおりて来たので、やっと人心地ひとごこちがついたのですよ」
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
これが、病的な自分を人心持ひとごこちにさせてくれた。
現代詩 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)