“ひたひた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浸々50.0%
涵々50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まわりに浸々ひたひたと押し寄せて来る、知識的な空気に対して、この点では両親は期せずして一致して社会への競争的なものは持っていた。
(新字新仮名) / 岡本かの子(著)
車輪を洗ふ許りに涵々ひたひたと波の寄せてゐる神威古潭かむゐこたんの海岸を過ぎると、銭函駅に着く。汽車はそれから真直ましぐらに石狩の平原に進んだ。
札幌 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)