“ひぐちいちよう”の漢字の書き方と例文
語句割合
樋口一葉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さあ! 樋口一葉ひぐちいちようという人が、勉強しているというが——三宅みやけ龍子、小金井こがねい喜美子、若松賤子しずこ——その人たちかな。あなたのように、書こうとしているひとはあるでしょうよ。」
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
樋口一葉ひぐちいちよう女史の「にごり江」のうちにも、源七げんしちの家の夏のゆう飯に、冷奴に紫蘇の香たかく盛り出すというくだりが書いてあって、その場の情景が浮き出していたように記憶している。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)