“ばんなじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
鑁阿寺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かの“鑁阿寺ばんなじの置文”は、彼の初心しょしんを目ざめさせたものであったが、鎌倉在住このかたの頼朝崇拝は、いよいよその大望の抱卵ほうらんに、翼やらくちばしなどの
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まず鑁阿寺ばんなじを訪ねた。足利市の街中である。ほりは旧態をのこしているが、古図に見える林泉や大杉は面影もない。多宝塔そのほかの諸堂も荒れている。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いつか、鑁阿寺ばんなじ御霊屋みたまやで、置文を御披見なされた折、兄者人は、その場で、あれを焼きすてておしまいなされた。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)