“はんぱもの”の漢字の書き方と例文
語句割合
半端物100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今後はもう決して酒には見向かずにと彼は私に指切りしたが、急に仕事の方が忙しくて材料の吟味に山を越えるひまもなかった。万豊は下駄材の半端物はんぱものを譲った。
鬼涙村 (新字新仮名) / 牧野信一(著)
中には昨夜ゆうべの会で団扇うちわの大きなのを背中に入れて帰る者もあれば、平たい大皿を懐中し吸物椀すいものわんふたたもとにする者もある。又る奴は、君達がそんな半端物はんぱものを挙げて来るのはまだつたない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)