“はやびと”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
夙人	66.7%
隼人	33.3%

夙人

春日王は癩病になられたがために、奈良坂に隠棲し給い、その子の弓削浄人がこれを孝養するについて、朝夙（はや）く起きて市中に花売をした。それで市人が弓削夙人（はやびと）と云った。

賤民概説 (新字新仮名) ／ 喜田貞吉(著)

これを夙（しゅく）というのは、毎日つとに起きて市中に来たり、四季の花や果実やを売って歩いたので、市人がこれを弓削の夙人（はやびと）といった。これが今の夙人（しゅくびと）の始祖だとあるのである。

俗法師考 (新字新仮名) ／ 喜田貞吉(著)

隼人

墨江の中つ王に近く事（つか）へまつる隼人（はやびと）^一五、名は曾婆加里（そばかり）を欺きてのりたまはく

古事記：02 校註　古事記 (その他) ／ 太安万侶、稗田阿礼(著)